「小さいのに高い?雛人形・五月人形の価格の秘密」


◆ 今回はよくある疑問としていただく以下の質問にお答えします

「雛人形や五月人形って、大きいものの方が高いと思っていたのに、小さいのに値段が高い人形があるのはなぜ?」


◆ 理由①:小さいほど細かい手作業が必要

人形作りは「サイズ」ではなく「手間」で価値が決まります。
小さい人形ほど、衣装の縫製や金具の取り付け、顔の描き込みなどをより細かく行う必要があります。大きい人形では指先で簡単にできる作業も、小さい人形では極細の針や特別な道具を使って仕上げなければならないのです。

➡ 職人の高度な技術が凝縮されているため、小さい=高価になる場合があります。


◆ 理由②:素材の質を落とさない

小さいからといって素材を安価にするわけではありません。
絹、本金箔、正絹の糸など、使う素材は大きな人形と同じ。サイズが小さくても「高級素材を使う点」は変わらないため、価格も高くなるのです。

➡ 小さくても本物志向の人形は“贅沢な作り”になっています。


◆ 理由③:技術の価値=伝統工芸の評価

小さい人形は、職人の技術力を試される舞台でもあります。細部まで妥協せず作り込むことで「工芸品としての価値」が評価されます。これは量産品では決して実現できない部分です。

➡ 「小さくて高い」は、職人技が光る証でもあります。


◆ 理由④:現代住宅に合う高級ニーズ

近年はマンションや洋室に合う、コンパクトな雛人形・五月人形が人気です。小さいサイズでも本格的な逸品を求める声が強く、その需要に応えるために高級ラインが生まれています。

➡ 小さくても高級=現代の暮らしに合った“贅沢な選択”。


◆ 五色株式会社のこだわり

五色株式会社の人形は、三世代にわたる伝統技術で一体一体手作り。祖父は無形文化財の認定を受けた人形師であり、その技術を受け継いでおります。
小さいながらも、衣装の柄合わせ、金具の打ち込み、表情の描き方に至るまで細部に妥協なく仕上げています。

➡ 五色の「小さいけれど高い人形」は、“伝統と現代の美意識”を融合させた本物の工芸品です。


さいごに

「小さいのに高い人形」は、材料費ではなく “技術と手間”に価値がある から。
五色株式会社では、サイズに関わらず伝統工芸の粋を凝縮した人形をご提供しており、代々受け継ぐにふさわしい逸品となっています。


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