五月人形の選び方

このページは節句人形専門店・五色が実際の制作現場と長年の接客経験をもとにまとめた 公式の五月人形の選び方ガイドです。

五月人形は「どれを選ぶか」よりも「どう向き合っていくか」で満足度が大きく変わるお飾りです。

毎年、端午の節句を迎えるたびにお子さまの成長を感じ家族の記憶が静かに積み重なっていく。五月人形はそうした時間の中心に寄り添う存在だと五色では考えています。

このページでは五月人形を選ぶときに何を基準に考えればよいのかを順を追ってお伝えします。

飾る場所や大きさに迷ったときの考え方。
兜・鎧・人形、それぞれの意味の違い。
何年経っても「また飾りたい」と思えるかどうか。

「どれを選ぶか」ではなく「どう迎えるか」を考えるための一頁です。


まずは30秒。あなたのご家庭に一番近い入口を選んでください

五月人形選びで迷いやすいポイントから順にご案内します。

※ 迷ったら「置き場所」からがいちばん失敗しません。

→ 置き場所から考える 五月人形の選び方
→ 兜から考える 五月人形の選び方
→ 鎧から考える 五月人形の選び方
→ お人形から考える 五月人形の選び方

後悔しない五月人形選びのために大切なこと

五月人形選びで迷われる方は、とても多くいらっしゃいます。
理由は、「種類が多く、何が違うのか分かりにくい」から。

けれど、長年お話を伺ってきて分かったことがあります。
後悔のない選び方には、共通するポイントがあるということです。

まずは、次の三つだけを意識してみてください。


1.無理なく飾れる場所があるか

五月人形は、立派であるほど良い、というものではありません。
大切なのは、毎年きちんと飾ってあげられること

・飾る場所の幅や奥行
・目線の高さ
・生活動線の邪魔にならないか

無理のないサイズ感であることは長く大切にするためのとても重要な条件です。


2.「兜・鎧・人形」それぞれの意味を知る

五月人形と聞くと、まず兜や鎧を思い浮かべる方が多いと思います。
実際、市場でも兜や鎧が主役であることは間違いありません。

兜・鎧

兜や鎧は、災いから身を守る「守護」の象徴。
力強く、端午の節句らしさを最も感じられる存在です。

五月人形(大将飾り)

一方で、あまり知られていませんが五月には 「人形を飾る文化」 もあります。

人形は、武具そのものではなくお子さまの身代わりとなり、健やかな成長を祈る存在

五色は人形作りの家業として、この「祈りのかたち」を大切にしてきました。

特に、近年は
・兜と並べても主張しすぎない
・省スペースで飾れる
・お子さまの表情を感じられる

そんな コンパクトな大将飾り を選ばれる方が増えています。

兜が「守り」なら人形は「心」。
どちらが正解ということではなくご家庭の想いに合うかどうかが大切です。


3.毎年「また飾りたい」と思えるか

五月人形は、一度飾って終わりのお飾りではありません。
毎年、箱を開けるたびに「ああ、今年もこの季節が来たな」と感じられること。

そのためには、

・見ていて心が落ち着くか
・お子さまが自然と目を向けるか
・家族で話題にしたくなる存在か

そうした 感覚的な相性 も、とても重要です。


五色が考える、五月人形との付き合い方

五色では「立派だから」「主流だから」という理由だけで五月人形をおすすめすることはありません。

兜を主役にするのも良し。
人形を選ぶのも良し。
あるいは、両方を組み合わせるのも一つのかたちです。

大切なのはそのお飾りがご家族にとって自然に寄り添う存在であること

五月人形はお子さまの成長を見守り続ける、長い付き合いの始まりです。

どうか、「正解」を探すのではなく「わが家らしい選び方」を見つけていただけたらと思います。


五月人形をご覧になりたい方へ

文章を読んでいただき「少し見てみたい」「実際のお人形を知りたい」そう感じられた方は五月人形の一覧ページをご覧ください。

五色では兜・鎧だけでなく人形の表情や佇まいを大切にした五月人形もご用意しています。

ご家族の想いに合う一品をどうぞゆっくりとお選びください。

▶︎ 五月人形一覧を見る

 

※本ページは五月人形選びの考え方をまとめたガイドです。 商品の在庫状況や仕様は各商品ページをご確認ください。