雲龍彫金錆朱縅の兜 12号 龍桐箱付

※作札付きます。
複雑な組み立てなどがなく、小さな机やサイドボードなどへ簡単にお飾りできるコンパクトな兜飾りです。兜の種類は「京甲冑」（きょうかっちゅう）というジャンルに属する兜飾りです。作者は京都の名匠・平安武久の作です。兜全体を伝統的京甲冑の中でも高貴さを示す黄色系の糸を用いて整えました。雲龍の名にふさわしく、正面の飾り金具には「登竜門」の言葉に通じ、縁起の良い「龍」をあしらい、桐箱へも手描き極彩色の「龍」を描くことで、お子様の吉兆を強く予感させる端午の節句にふさわしいお飾りとなっております。 そのほか各所に「百花の王」と称される牡丹の花をあしらい、どこまでも格調高さを保っております。後背部まで広がる黄色糸の下部分の、金色に輝いている部分は小札（こざね）と言い、その金部分は本金箔で箔押しをしております。手貼りによる箔押しにより、魔を払う金色本来の美しい輝きを放ちます。飾り金具の豊富さや手作業での箔押しのこの作りは、まさしく正統の京甲冑と言えます。贅を尽くしたこだわりの作品はモダンな雰囲気も併せ持ち、和室洋間問わずお飾りできます。