祝う
お節句を彩る
“〝祝い”〟のかたち
お人形を飾り、お節句にちなんだ
ちょっと特別な食卓を囲むこと。
それは、古来家族の幸せを祝い
この先の喜びを引き寄せるための、
ささやかなセレモニーでした。
そんな「祝いのかたち」を、
皆さまの暮らしに引き寄せて
より、身近に感じていただきたい。
お節句ごとのストーリーと、
お祝いのシーンをご提案いたします。
祝うの記事
日本の五節句
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元旦
初日の出を拝み、お餅を備えて天と地の神様を敬う日。元旦にいただくご馳走を「お節」と呼ぶのは、一月一日が本来はお節句の日であったことの名残です。
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桃の節句
旧暦では、桃の花が咲き誇る頃の春のお節句は、夫婦和合の象徴である蛤(はまぐり)のお吸い物をいただくのが、古くからの習わしでした。殿姫一対のお人形を飾り、女の子の健やかな成長を祝い、これからも続く幸福を願います。
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端午の節句
現代でも国民の祝日になっているお節句です。清々しい香りで薬効のある菖蒲で空間や体を清める風習があり、その「菖蒲」が武家の世になると、転じて「尚武(=武を尊ぶ)」と解釈され、男の子の成長を祝う日となりました。
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七夕
旧暦の七月七日はちょうどお盆の時期。星になったご先祖や神々に思いを馳せ、受け継いだ生命を祝う意味でも星を眺めたことから、この日を「星祭り」とも呼びました。
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重陽の節句
奇数=「陽」の数字の中でも一番大きな九が「重」なる「重陽の節句」は、万物を生み出すエネルギーの強い日と信じられてきました。菊の神聖な力を頂き健康や長寿を願う習わしから、「菊の節句」とも呼ばれます。