明徳雛五人飾り

【金襴A】
丸い顔よりは細い顔に属するタイプで大人顔の雛人形です。気高さと上品さをたたえ、上質な西陣織のお衣装とシンプルながら重厚感あふれる飾り台やお屏風とあいまって、気品に満ちあふれた雛人形です。笹目（ささめ）と呼ばれる技法を用い、細かな筆先で描き出したその顔は奥深い味わいを秘め、見る人の心を魅了してやみません｡ 大人のお顔立ちに合わせ、お衣装には遠き奈良〜平安時代にシルクロードから日本へ伝わった、ペルシャ風の花模様をイメージさせる格調高い柄を贅沢にも西陣織の中へ織り表しました。お殿様の袂（たもと）のひだの表現、後背部には下襲の裾（したがさねのきょ）と呼ばれる部分まで再現しております。お姫さまもひだの表現や、後背部の裳袴（もばかま）と呼ばれる部分まで美しく作り込まれ、実際に着物を着重ねたようなお姿は、木目込み人形の水準の高さを示します｡殿姫同様に、お子様の行く末頼もしい成長をお守りする三人官女は、雛人形の華やかでいながら厳かな味わいを豊かにします。かわいいだけでは終わらない、伝えるべき大切な日本文化の美しさをこの場へ現出させてくれます。雛人形として欠かすことのできない三人官女も私たちのこだわりです。細部にまで手をかけた造型をどうぞご堪能ください｡金色のお屏風はたたんで、黒色の飾り台の中へ収めることができるので、収納の際にはコンパクトとなるおしゃれな雛人形です。末永くお飾りいただく雛人形として、人気をあつめます。

【金襴B】
大人のお顔立ちや雛人形の格式に合わせ、宮中で大切に扱われた有職文様と言われる柄を、ツヤのある美しい西陣織へ中へ織り表しました。古典柄を大切にして、クラシカルな装いを大切にする明徳雛にピッタリのお着物です。

【龍村】
 最高級の絹織物である龍村裂（たつむらぎれ）のお衣装を贅沢にも着せ付けました。圧倒的な絹の光沢美と細かな柄が、お子様一生のお守りにふさわしいお飾りです。お衣装は龍村裂独特の、遠き奈良〜平安時代にシルクロードから日本へ伝わった、ペルシャ風の花模様をイメージさせる格調高い柄があしらわれています。お子様へ一生のお守りにふさわしいお飾りといえるでしょう。