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インテリアを美しくする五色のお飾り

私がイギリス・ロンドンで暮らしていた頃、アジアの家具とヨーロッパや北欧の家具が美しく調和する空間にたびたび出会いました。
異なる文化が響き合い、暮らしに輝きを生むインテリアにすっかり魅了されたのです。

その経験から、五色のお人形を制作するときは、現代の暮らしやインテリアに自然に溶け込み、暮らしが楽しくなることを常に意識しています。
伝統の美しさを守りながら、洋室やリビング、北欧スタイルの空間にも自然に馴染む──それが五色のお飾りの特徴です。

リビングや洋室に映える飾り方

サイドボードやチェストの上に、五色のお飾りを置いていただくのはとてもおすすめです。
その際に、季節のお花やグリーンを一緒に飾ることで、お節句ならではの季節感を演出することができます。

花瓶やお花の色・大きさとのバランスも大切なポイントです。
お飾りの高さや色合いに合わせて、柔らかい印象の背の低いお花を少し添えたり、落ち着いた色の花瓶を選んだりすると、インテリア全体がまとまり、空間に一層の華やぎが生まれます。

照明やアートピースとのコーディネート

五色のお飾りは、デザイナーズの間接照明やお気に入りのアートピースと並べることで、インテリア全体を一層華やかに演出することができます。

飾る際には、お飾りと照明やアートとの間隔・位置・大きさのバランスを意識すると、空間全体が調和し、より洗練された雰囲気に仕上がります。

五色のお人形は、格式のある伝統美を受け継ぎながら、現代の暮らしにも自然に調和するお飾りです。
和室に飾れば品格を放ち、洋室やリビングに置けばアートピースのように際立ちます。

お花やグリーン、照明やお気に入りのインテリアと組み合わせることで、空間に一層の輝きを添えることができます。
お節句のためだけでなく、日々の暮らしを豊かに彩る存在として、ぜひ五色のお飾りを楽しんでいただければと思います。

Profile

原 裕子

1975年8月28日生まれ。

無形文化財に指定された原米洲を祖父に持ち、母は原孝洲。

女子美術大学卒業後、ロンドンに美術留学。帰国後、孝洲の元で三世人形師として修行開始。

2008年に娘を出産。目標は日本文化の素晴らしさを世界に、そして後世に広く正しく伝えていくこと。