五色のお人形づくり

五色のお人形作りは、初代から三世代に受け継がれてきた伝統と技の物語です。
雛人形や五月人形に込めた職人の想いを、ここでご紹介します。

五色のお人形づくり

第5章 衣裳に咲く芸術 ― 蒔絵

五色のお人形の衣裳には、ただ縫い合わせや染めの美しさだけでなく、伝統の「蒔絵」が息づいております。蒔絵とは、本来は漆器に金銀粉を撒いて加飾する技法ですが、五色ではこれをお人形の衣裳に活かし、職人が一筆一筆、心を込めて描き入れます。その瞬間、布地はキャンバスとなり、芸術が花開くのです。

第5章 衣裳に咲く芸術 ― 蒔絵を見る

第2章:胴体 ― 形を支える「桐塑」と木目込みの技

お人形の胴体は「桐塑(とうそ)」と呼ばれる、日本の人形づくりに欠かせない伝統素材でつくられます。桐の木粉に糊を混ぜて練り、型に詰めて乾燥・焼成することで、軽く丈夫な胴体が完成します。木目込み人形は、この桐塑の胴体に衣裳を“きめこむ”ことから名が付いています。

第2章:胴体 ― 形を支える「桐塑」と木目込みの技を見る