
雛人形を片付ける日に厳密な決まりはありません。
ただし大切なのは、しまう時に湿気を入れないこと。ここでは「いつ片付ける?」の目安と天気・日柄での決め方、そして失敗しない片付けの考え方をまとめます。
3/3が終わったらできるだけ早く。迷ったら「天気の良い日」
・基本:桃の節句(3/3)が終わったらできるだけ早く片付ける
・最優先:湿度の低い晴れた日を選ぶ
・日柄を気にするなら:大安・友引を選び仏滅は避ける
「急がなきゃ」よりも人形を傷めない片付け方を優先するのが正解です。
いつ片付ける?目安は「数日〜1〜2週間」
一般的な目安としては3/3が過ぎたら数日以内〜なるべく早めに片付ける、という考え方が多く見られます。
ただし「翌日に必ずしまう」といった厳密な決まりではなく天気や家庭の都合を見て決めて問題ありません。
日柄で決めたい人へ:大安・友引を選び仏滅は避ける
片付けも節句の区切りと考えると日柄を気にする方も多いところ。
その場合は大安・友引を選び仏滅は避けるという考え方が分かりやすい目安になります。
・大安:区切りとして安心して片付けやすい日
・友引:慶事の余韻を整える日として選ばれやすい
・仏滅:お祝い事の区切りには不向きとされるため避ける家庭が多い
天気が悪い時は?雨の日でも「除湿」で対応できる
本来は晴れて乾いた日が理想ですが雨が続く年もあります。
その場合は片付け前後に除湿機やエアコンの除湿を使って湿気を飛ばしてから収納すると安心です。
「片付けが遅いと婚期が遅れる」と言われる理由
雛人形についてよく耳にするのが「片付けが遅いと婚期が遅れる」という話です。
これは単なる迷信というより古来の生活の知恵と躾から生まれた考え方とされています。
日本では昔から一年を五節句に分け、季節の節目ごとにしつらえや飾りを替えながら暮らしてきました。それぞれの節句で「今の季節を大切にし次の季節へきちんと切り替える」ことが暮らしの基本とされていたのです。
桃の節句では3/3が終わったら雛飾りを片付け次の節句へ向かいましょう――。
その切り替えをきちんと出来ること自体が当時は生活の中の躾として受け取られていました。
そこから「そうした躾が出来ないと良縁に恵まれにくいですよ」 という少し厳しい言い回しが生まれ、 現在よく知られている“婚期の話”につながったと考えられます。
今の時代の価値観で考えると強い表現に感じるかもしれませんが本来の意味は季節を大切にし物事を丁寧に区切る暮らしの教え。その気持ちを大切に無理のないタイミングで片付ければ十分です。
しまう前にやること
・作業前に部屋の湿気を軽く飛ばす
・ホコリは羽根ばたきや柔らかい筆でやさしく払う
・気になる方は薄手の手袋を使う
・直射日光・加湿器の風は避ける
収納と保管の注意
・湿気厳禁:カビ・シミ・変色の原因になる
・保管場所:押し入れなら上段など湿気がこもりにくい場所
・防虫剤:入れすぎず素材に合ったものを少量
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